フォロワー100人でも繁盛店に|飲食店が実践すべきインスタ集客術【SNSコンテンツカレンダー無料プレゼント中】

フォロワー100人でも繁盛店に|飲食店が実践すべきインスタ集客術【SNSコンテンツカレンダー無料プレゼント中】

飲食店をはじめとした実店舗にとって、SNSを活用した集客施策は必要不可欠です。本記事では、フォロワーが少なくても実践できるInstagramの集客施策をご紹介します。SNS運用を始めたばかりの店舗様やフォロワー数が伸びない店舗様は是非参考にしてください。

【無料】飲食店向けSNSコンテンツカレンダーをダウンロードする

飲食店がInstagramを運用するメリット

まずは、飲食店の集客施策としてInstagramを運用するメリットについて解説します。

低コストで「地域密着型」の新規集客ができる

看板広告やチラシ投函などの集客施策に対し、Instagramを上手く活用することで費用をかけずに効率的な集客が可能です。地域ターゲティングと検索に強い点や口コミの発生と拡散がされやすい点などから、Instagramは地域密着型の店舗ビジネスと非常に相性が良いと言えます。

視覚的訴求力が高い

Instagram最大の強みは、写真や動画がメインであることです。美味しそうな料理、盛り付け、湯気など、文字情報だけでは伝えられない魅力を直感的にアピールでき、「食べたい」「行ってみたい」という気持ちを強く喚起できます。

ハッシュタグを活用したアプローチが可能

ハッシュタグの活用は、新規顧客にリーチし認知度を広げるための最も基本的で強力な戦略です。フォロワー数が少なくても、このハッシュタグ戦略を徹底することで集客に繋がる可能性を高めることができます。

活用例をご紹介します。

    新規ユーザーへのアプローチ
    新規ユーザーが興味のある情報をハッシュタグとして投稿することで広くリーチができ、検索する際の「入口」になります。
    例:「#東京グルメ」「#渋谷ランチ」

    ターゲットの絞り込み
    来店意図や目的に合ったハッシュタグを使うことで、来店見込みの高いユーザーに投稿を届けられます。
    例:「#渋谷カフェ巡り」「「#記念日ディナー」「「#女子会ランチ」

    口コミの可視化
    店舗独自の「オリジナルハッシュタグ」を作ることで、お客様が投稿した口コミを一箇所に集め、他のユーザーへの宣伝効果を高めることができます。
    例:「#店舗名」

予約・来店への導線が設置できる

プロフィールに営業時間、アクセス、予約サイトへのリンクを分かりやすく明記することで、Instagramから直接予約に誘導できる導線作りが可能です。投稿に都度、予約方法についてのご案内を記載することで予約数増加を見込むことができます。

飲食店のSNS運用に関しては下記記事もご参考ください。 【無料】飲食店向けSNSコンテンツカレンダーをダウンロードする

フォロワー数=人気度ではない

まず初めに、多くの店舗経営者の方が勘違いしがちなフォロワー数と集客数の相関関係について解説します。以下のポイントを押さえて、集客を促進させるためのインスタ運用を目指しましょう。

勘違いしがちなインスタ運用の目的

インスタ運用を開始する際、多くの店舗経営者はフォロワーを増やそうとしがちです。しかしフォロワー数は「認知度の広さ」を示すひとつの指標ではありますが、実際の「繁盛」や「集客力」を示すものではありません。

あくまでもフォロワー数はKPI(重要業績評価指標)であり、来店数がKGI(重要目標達成指標)であるという認識をすることが重要です。要するに、インスタ運用のゴールは来店数を増加させることで、フォロワー数はそれを達成するためのひとつの要素にすぎない、ということです。

フォロワー数より重要なのは「エンゲージメント(関係性)」

インスタ運用において、フォロワー数より重要視するべきは「エンゲージメント」という指標です。エンゲージメントとは、投稿に対する「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などのリアクションのことで、Instagramの管理画面から数値を確認することができます。このエンゲージメント率が高いと、Instagramのアルゴリズムによってリーチ数が広がりやすくなる傾向があります。

つまり、エンゲージメント率が高い投稿を継続して行うことで、多くのユーザーに見てもらいやすくなり集客に繋がりやすくなる、ということです。

地域タグ検索にもフォロワー数は関係ない

地域タグ検索とは、Instagramの「位置情報タグ(ジオタグ)」を活用した検索機能のことです。ユーザーが特定の場所(スポット)や地域に関連する投稿や、近くの人気のスポットを探すために使う機能で、投稿についている「位置情報タグ」から店舗名などを検索する方法と、地図アイコンをタップし「地図検索(マップ機能)」で周辺の店舗などを検索する方法があります。

地図キャプチャ_1

地域タグ検索はフォロワー数に関係なく新規顧客を集客する上で最も重要な機能のひとつです。期待できる効果は以下の通りです。

    新規顧客との接点
    「この辺りで美味しいランチはないかな」と探している見込み客(顧客)が、ハッシュタグではなく「場所」から店舗を探す際に発見してもらえる。

    集客効果の向上
    店舗が投稿に位置情報タグを付けるのはもちろん、来店したお客様が位置情報タグを付けて投稿してくれることで、店舗の魅力がリアルな口コミとして拡散され、集客効果が高まる。

つまり、地域タグをしっかり活用することは店舗の存在を「来店見込みのある地域ユーザー」に認知させるための強力な手段となります。

【無料】飲食店向けSNSコンテンツカレンダーをダウンロードする

低フォロワーでも集客効果を最大化するためのポイント

フォロワーが少ない飲食店がInstagramで集客効果を最大化するためには、「フォロワー外」のユーザーへ上手くアプローチすることが重要です。ポイントに分けて詳しく解説しますので、是非参考にしてください。

「来店への最短距離」を作るプロフィール設定

まずはプロフィール設定について解説します。プロフィールは、投稿を見たユーザーを来店客に変えられるかどうかを握る重要な要素です。

予約導線は「1タップ」で完結させる

ユーザーが「行きたい」と思った瞬間に、すぐに行動できるための環境を用意しましょう。具体的には以下の通りです。

地図キャプチャ

    「予約する」ボタン
    店舗公式サイトの予約ページ、もしくは外部の予約サービス(ぐるなび, 食べログなど)と連携し、プロフィールから直接予約ページへ飛べるようにします。

    「電話する」ボタン
    問い合わせや急ぎの予約、営業状況の確認などにすぐに使えるよう、電話番号を登録します。

    「連絡する」ボタン
    メールアドレスや電話番号を登録し、ユーザーが希望する連絡方法を選択することができます。

名前に「地域名+ジャンル」を必ず入れる

プロフィール上部にある「名前」欄は、インスタグラムの検索でヒットしやすい重要項目です。店舗名だけではなく、地域名やジャンルなどを入れて多くのキーワードでヒットされるように対策しましょう。

    店舗名 + エリア + ジャンル
    例:「(店舗名)|渋谷カフェ」
    例:「(店舗名)|神田の絶品熟成肉専門店」

ユーザーが「渋谷 カフェ」や「神田 熟成肉」などのキーワードで検索した際に、アカウント自体が表示される可能性が高まります。

ハイライト機能で「来店前の不安」を解消

ストーリーズをジャンル分けして保存できるハイライトは、FAQやおすすめメニュー、アクセス情報の掲載などに活用することで、新規ユーザーの来店前の不安を解消することができます。

ハイライトの項目例 記載すべき情報 目的
メニュー 看板メニューの写真、価格帯、ランチ/ディナー情報 予算と提供内容の確認
アクセス情報 最寄駅からの行き方(写真付きで)、地図、住所 迷わずお店に辿り着けるようにする
営業情報 営業時間、定休日、予約状況、年末年始の休みなど 機会損失を防ぐ
店内 個室、カウンター、テーブル席、テラス席など 雰囲気を把握してもらう
FAQ 子ども向けの設備についてなど、よくある問い合わせに対しての回答 来店前の不安を解消

「#地域名グルメ」で検索上位を狙うハッシュタグ戦略

「地域名」と「ユーザーのニーズ」を組み合わせたハッシュタグを徹底的に使い、検索上位を狙いましょう。

ミドルーワード・スモールワードを狙う

検索上位を狙うには、投稿数が1万件~ 5万件程度の「ミドルワード」、それ以下の「スモールワード」を狙うことをおすすめします。

組み合わせの種類 狙うユーザー層 投稿数の目安
地域 × グルメ #渋谷グルメ #新宿ランチ #福岡カフェ エリアで店を探している全般の層 ミドル~ビッグ
地域 × ジャンル #渋谷イタリアン #新宿焼肉 #福岡パスタ 食べたいものが決まっている層 ミドル
地域 × 利用シーン #渋谷デート #新宿女子会 #福岡記念日ディナー 来店目的が明確な層 スモール~ミドル
地域 × 駅名/小エリア #渋谷駅東口ランチ #新宿西口カフェ #恵比寿グルメ 近くで探している層 スモール

ターゲットを絞り込む「ハッシュタグの黄金比」

ハッシュタグの活用には、ターゲットを絞り込み集客効果を最大化するための黄金比があります。フォロワー数が少ないアカウントには投稿が埋もれにくい「ミドル」と「スモール」に比重を置くことが、検索上位を狙う上で重要になります。以下の表を参考に、ハッシュタグを組み合わせてみましょう。

・投稿数による「リーチの黄金比」

種類 投稿数の目安 割合(目安) 役割と戦略
ビッグワード 10万件以上 10%(約2個) 【認知】 広く浅く、潜在層にアプローチする
ミドルワード 1万件〜10万件 40%(約8個) 【リーチ/ターゲティング】 競争が激しすぎず、ターゲットにリーチしやすい。地域+ジャンルの複合ワードが中心。
スモールワード 1万件未満 50%(約10個) 【来店意欲のキャッチ】 投稿内容に完全に合致する、来店確度の高い層を狙う。上位表示しやすい。
合計 20個程度 適切なハッシュタグの数の目安。

位置情報(ジオタグ)の徹底活用

ハッシュタグではありませんが、来店に直結するユーザーを集めるには、投稿に店舗の正確な位置情報タグ(ジオタグ)を付けることが最も重要です。地域検索の結果、投稿が表示されやすくなります。

エンゲージメント率をあげてリーチ拡大を狙う

エンゲージメント率とは、発信したコンテンツに対してユーザーがどれくらい積極的に反応したかを示す割合(指標)のことです。この数値が高いほど、ユーザーはそのコンテンツやアカウントに強い関心や愛着(エンゲージメント)を持っていると判断できます。

「保存」「シェア」されるコンテンツを作る

アルゴリズムが最も重視するアクションは、「いいね」よりも、「保存」と「シェア」だとされています。これらの行動は、ユーザーがその投稿に高い価値を感じた証拠だからです。

あとで詳しく見たくなるようなレシピなどの読み物系コンテンツやメニューの人気ランキング、真似したくなるようなインテリア、誰かに教えたくなるような映えるメニューの写真など、保存やシェアをしたくなるようなコンテンツを意識して投稿しましょう。

アクション 狙うコンテンツ例(飲食店) 誘導のコツ(キャプション)
保存 (後でまた見たい) 「裏ワザ/まとめ」系: 営業時間・定休日、アクセス詳細、人気メニューランキング、レシピ公開、インテリア紹介。 「【保存必須】迷ったらこれ!」「週末のデート予定に保存してね」
シェア (誰かに教えたい) 「共感/驚き」系: 映えるメニュー、感動的な調理工程(リール)、思わず笑える店内の日常、スタッフの奮闘。 「この感動を友達にシェアして教えてあげてね!」「〇〇さんと行きたい人はメンション!」
コメント (意見交換したい) 「問いかけ」系: 「この季節限定メニュー、何点ですか?コメントで教えて!」「当店に来たことある人は、一番好きなメニューをコメントしてね」 具体的な質問を投げかけ、返信しやすい雰囲気を作る。

リール動画を投稿する

リール動画はフィード投稿に比べ、フォロワー外のユーザーが視聴する「発見タブ」や「リールタブ」に表示されやすいという特性があります。リール動画のエンゲージメント率が高いと、さらに多くの新規ユーザーに拡散されます。

指標 アルゴリズムへのシグナル 飲食店の戦略例
視聴完了率 / リピート視聴 ユーザーが動画を最後まで見た、または何度も見た = 「コンテンツが魅力的である」 調理過程を短くテンポよく見せる、目を引く結果を冒頭に持ってくる。
保存数 ユーザーが動画を後で見返したいと思った = 「情報に価値がある」 メニューの紹介、アクセス方法、営業時間など、実用的な情報を盛り込む。
シェア数 ユーザーが誰かに教えたいと思った = 「拡散性が高い」 驚きや共感を生む映える映像、面白い裏話、店舗の雰囲気を伝える。
いいね! / コメント ユーザーが動画に関心を示した = 「反応が良い」 キャプションや動画内で「いいね!で応援してね」「感想をコメントしてね」と呼びかける。

「今日行こう」と思わせるコンテンツを作る

今日行く店舗を探しているユーザーへのアプローチ施策も重要なポイントです。情報の「鮮度」と「来店動機」を最大化するコンテンツを作成しましょう。

「リアルタイム情報」や「限定情報」をストーリーズで発信

「今日でラスト」「限定メニュー残り〇食」など、強い限定性を発信することも有効です。また、「今日はカウンター席に空きがあります」「雨の日サービスで今なら待ち時間なし!」などリアルタイムの情報を積極的に発信することによって来店動機が生まれ、心理的なハードルを下げる効果が期待できます。

【無料】飲食店向けSNSコンテンツカレンダーをダウンロードする

フォロワーには「リピーター」になってもらう戦略を

新規ユーザー向けの施策によってフォロワーになってくれたユーザーに対しては、リピートし続けてもらうための工夫を継続的に行うことが重要です。

フォロワー限定の特典を作る

フォロワーでいることがお得、特別だと感じてもらうことで再来店への動機付けを行います。新メニューや限定メニューの情報を、フォロワー向けにストーリーズで先行告知をする、フォロワー限定のお得な特典を提供する、限定メニューを提供する、など特別感を演出することがポイントです。

投稿頻度を安定させ活発さを維持する

フォロワーの関心を途切れさせないためには、無理なく継続的な投稿を行うことで活発さを演出することが重要です。投稿頻度や各投稿の役割については下記の表を参考にしてください。

投稿の種類 理想的な頻度 役割(目的)
ストーリーズ 毎日(1〜3回) 「今日」のリアルタイム情報、空席情報、日常の裏側など、鮮度と親近感の維持
フィード投稿 週に2〜3回 店舗の「顔」となる料理、ブランディング、保存される価値の高い情報の発信
リール動画 週に1回 新規顧客へのリーチ、調理のライブ感、スタッフの熱意の伝達

コメント・DMへの「即レス」を徹底

フォロワーは店舗の「ファン」であると認識し一方的な宣伝ではなく人間的な繋がりを深める運用を続けましょう。

具体的には投稿やリールへのコメント、DMには気づいたらすぐ、必ず個別に返信し感謝の言葉を伝えましょう。また、お客様が店舗をタグ付けした投稿ストーリーズで紹介したりすることで、お客様を大切にしている姿勢を見せ次の来店に繋げたり、投稿意欲を喚起することが重要です。

【無料】飲食店向けSNSコンテンツカレンダーをダウンロードする

【無料ダウンロード】SNSコンテンツカレンダー

sns_contents_calendar

飲食店向けに、各SNSの投稿管理シート、投稿に活用できるイベント・行事情報等をExcelにまとめました。SNSを運用している飲食店やこれから運用を開始する飲食店経営者の方は是非ご活用ください。

さいごに

飲食店向けのInstagramの活用方法、集客施策について解説しました。フォロワーが少なくてもエンゲージメント率向上を狙うことでリーチ拡大が見込め、集客数向上が見込めます。本記事やダウンロード資料を参考いただき、Instagramの運用にチャレンジしてみてください。