60代・70代を対象に、キャッシュレス決済の利用実態に関する意識調査を実施しました。シニア層のキャッシュレス決済の利用動向などに興味のある方は是非参考にしてみてください。
※グラフの数字は小数点第1位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
目次
- 1 普段の買い物「現金払いのみ」は7%
- 2 利用しているキャッシュレス決済は「クレジットカード決済」が85%で最多
- 3 メインで利用しているのは「クレジットカード決済」が57%
- 4 メインで利用している理由「ポイントの付与や割引が受けられるから」が71%
- 5 キャッシュレス決済を利用する場所「スーパーマーケット」が68%
- 6 利用しているQRコード決済は「PayPay」が60%で最多
- 7 利用している電子マネー決済は「交通系電子マネー」が47%で最多
- 8 現金払いを行う理由「現金払いの方が簡単で便利だから」が76%
- 9 さいごに
- 10 実店舗におすすめの決済端末「ALPHA PORTABLE」のご紹介
- 11 調査概要
普段の買い物「現金払いのみ」は7%
n=500
普段の生活での支払い手段を伺ったところ、「現金払いもあるがキャッシュレス決済が多い」を選択したユーザー割合が44%で最多でした。「ほぼ全てをキャッシュレス決済で支払っている」が18%で、現金よりもキャッシュレス決済を多く利用しているユーザーは全体の約6割にのぼることが分かりました。
反対に、「キャッシュレス決済もあるが現金払いが多い」を選択したユーザーは17%に留まり、「現金払いのみ」は7%という結果となりました。シニア層も若年層と同じく、キャッシュレス決済を利用しているユーザーの割合の方が多い、ということが分かります。
利用しているキャッシュレス決済は「クレジットカード決済」が85%で最多
n=467
Q1で「現金払いのみ」以外を選択したユーザーに、普段利用しているキャッシュレス決済サービスを伺ったところ、「クレジットカード決済」が85%で最多となりました。次点は「電子マネー決済」と「QRコード決済」が同数で51%、「商品券・ギフトカード」が17%と続く結果となりました。
メインで利用しているのは「クレジットカード決済」が57%
n=467
メインで利用しているキャッシュレス決済については、「クレジットカード決済」が57%と半数を超え最多となりました。次点が「QRコード決済」で26%、「電子マネー決済」が13%という結果となりました。
ジェーシービーの調査レポートによると、クレジットカードの保有率は年齢が上がるほど高くなる傾向にあり、20代男性のクレジットカード保有率が74.2%であるのに対し、60代男性の保有率は94%にのぼります。この保有率の高さと利用率の高さは相関関係にあると推察できます。
参照:クレジットカードに関する総合調査 2022年度版/株式会社ジェーシービー
メインで利用している理由「ポイントの付与や割引が受けられるから」が71%
n=467
Q3で選択したキャッシュレス決済サービスを利用している理由について、「ポイントの付与や割引が受けられるから」が71%で最多でした。次点が「素早く決済ができるから」で54%、「現金を引き出す手間や手数料が掛からないから」が37%と続く結果となりました。
結果から、お得になる、決済時の利便性、運用や管理に手間が掛からない、という点をメリットに感じキャッシュレス決済を利用しているユーザーが多いことが読み取れます。その他には、「(釣銭によって)小銭を増やしたくないから」や「デビットカードしか持っていないから」という回答がありました。
キャッシュレス決済を利用する場所「スーパーマーケット」が68%
n=467
キャッシュレス決済をよく利用する場所は、「スーパーマーケット」が68%で最多、次点が「ドラッグストア」で40%、「コンビニエンスストア」が31%で続く形となりました。
多くのユーザーが、日常的な買い物でキャッシュレス決済を利用しています。その他には、「通販やネットでの買い物」の回答がありました。
利用しているQRコード決済は「PayPay」が60%で最多
n=122
Q3で「QRコード決済」を選択したユーザーを対象に、利用しているQRコード決済サービスを伺ったところ、
「PayPay」が60%で最多の結果となりました。次点が「楽天Pay」で32%、「d払い」が31%、「au PAY」が30%と続きます。
「PayPay」はQRコード決済が世の中に浸透する前から、ユーザー向けに大規模なキャンペーンを行ったり、店舗側の手数料を無料にすることで導入を促すなどのプロモーションを行ってきました。それにより現在もQRコード決済サービスの中でのトップシェアを誇っており、多くのユーザーから利用されています。
「楽天Pay」は楽天経済圏で生活しているユーザーがポイント目的に利用しているパターンが多く、「d払い」や「au PAY」は加盟店数を伸ばしポイントを運用できる店舗が増加していることから、シニア層の利用率が高いのではないかと推察できます。
利用している電子マネー決済は「交通系電子マネー」が47%で最多
n=60
Q3で「電子マネー決済」を選択したユーザーを対象に、利用している電子マネー決済サービスを伺ったところ、「交通系電子マネー」が47%で最多となりました。次点で「WAON」が32%、「nanaco」が28%と流通系電子マネーが続く結果となりました。
「交通系電子マネー」は普段から電車やバスを利用するユーザーが持っていることから普及率が高く、普段の買い物でも利用する機会が多いことが分かります。「WAON」「nanaco」などの流通系電子マネーは、コンビニエンスストアやイオン、イトーヨーカドーでポイントが運用できることから、普段の買い物に利用するユーザーが多いことが伺えます。
現金払いを行う理由「現金払いの方が簡単で便利だから」が76%
n=33
Q1で「現金払いのみ」を選択したユーザーにその理由を伺ったところ「現金払いの方が簡単で便利だから」が76%で最多でした。次点が「キャッシュレス決済は使いすぎてしまうから」という管理的な理由が24%、「個人情報の流出などが心配だから」というセキュリティ的な理由が21%と続く結果となりました。
「現金払いのみ」を選択したユーザーは少ないですが、その中には後払いになったり、事前にチャージする必要があったり、残高不足にならないように口座を管理しなければいけないなど、キャッシュレス決済を利用する上で必要となる管理が煩わしい、と思っている方が多いことが分かりました。
さいごに
60代・70代を対象とした、キャッシュレス決済の利用実態に関する意識調査を紹介しました。
今回の調査では、60代以上のユーザーも日常の生活でキャッシュレス決済を利用し、ポイント運用などを積極的に実施していることが分かりました。クレジットカード決済がメインではありますが、シニア層へのスマホの普及とともにQRコード決済や電子マネー決済を利用するユーザーも増加傾向にあるようです。
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調査概要
調査名称 | シニア層を対象にしたキャッシュレス決済利用に関する意識調査 |
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調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2024年9月3日~9月5日 |
有効回答 | 全国の60代・70代の男女 500名 |