「満席」の張り紙を無料ダウンロード|飲食店の回転率を上げて売上げアップを狙うには?

「満席」の張り紙を無料ダウンロード|飲食店の回転率を上げて売上げアップを狙うには?

本記事では、「満席」の張り紙無料ダウンロード、並びに満席時における対策方法について解説します。満席時には通常時とは異なる対策方法が必要なることが多いため、この記事を参考にしていただき自店舗の運営に是非ご活用ください。

「満席」の張り紙無料ダウンロード

満席_キャプチャ

無料でダウンロードできる「満席」の張り紙です。日本語、英語、中国語それぞれで作成しています。店舗ごとにアレンジして是非ご活用ください。

サイズ:A4
ファイル形式:PowerPoint(ダウンロード時はZipファイル)

飲食店が満席時に行うべき対策:店内のお客様向け

飲食店が満席の際に、店内にすでに着席しているお客様に対して行うべき対策は、売上と回転率を向上させつつ、顧客満足度を維持・向上させるバランスが重要です。お客様に急かされていると感じさせずに、スムーズな体験を提供するための方法を解説します。

追加注文を促す声掛けを行う

料理の提供時や、お客様が料理を食べ終わりそうなタイミングで「お飲み物のお代わりはいかがですか?」「食後のデザートやコーヒーのメニューもございます」など、具体的な提案内容で声掛けを行います。

満席の際に追加注文を促すことで客単価を上げ、全体の売り上げを伸ばすことができます。ただし、お客様に圧力を感じさせてしまうと顧客満足度低下に繋がり兼ねません。声掛けする際はタイミングと言葉選びに注意しましょう。

オーダーされたメニューの提供スピードを上げる

満席時はオーダー集中によりキッチンやドリンカーのポジションが混雑し、提供時間が遅くなりがちのため顧客満足度低下に繋がります。混雑してしまった際は一時的に人員配置を調整するなどし、提供スピードが著しく遅くならないよう配慮します。

例えば、ドリンク、サラダ、メインメニュー、デザート、など複数メニューをオーダーした方には先にドリンクとサラダを提供する、逆にメインメニューのみオーダーした方には優先的にメインメニューを提供する、など待ち時間が長くなってしまうお客様が発生しないように調整しましょう。

またキッチンなどが混雑している際に新たにオーダーが入る際は「〇分程度お時間をいただきますがよろしいでしょうか」とお客様に伝えたり、調理時間が長いメニューは一時的に制限するなども有効です。

顧客退店時の片づけフローの強化

満席の際は、お客様が退店した後の片づけやセッティングを迅速に行うことが重要です。次に入ってくるお客様やすでに並んで待っているお客様をスムーズにご案内できるよう、複数のスタッフで分担するなど通常よりスピードを重視しましょう。

また、お客様が食べ終わったお皿やもう使わないカトラリーなどを適切なタイミングで速やかに下げることで、退店時の片づけが効率的になります。

会計の効率化を行う

現金のやり取りや釣銭準備などに掛かる時間を削減するため、キャッシュレス決済に対応することをおすすめします。現金決済とキャッシュレス決済では、キャッシュレス決済の処理速度の方が20秒速い、という実証実験データもあります。

参照:決済速度に関する実証実験結果/株式ジェーシービー

飲食店が満席時に行うべき対策:入店を待つお客様向け

飲食店が満席時に、入店を待つお客様に対して行うべき対策は、離脱を防ぎ、再来店を促すために非常に重要です。お客様の不満を軽減し、期待感を高めるための施策を紹介します。

待合スペースの整備

待っている時間を快適にすることが、お客様の不満を軽減し満足度向上に繋がります。待合スペースを快適な温度にする、椅子を複数用意する、Wi-Fiやスマホの充電スペースを提供するなど、お客さんが待ち時間に快適な時間を過ごせるような環境を準備しましょう。

並んでいる間にオーダーをとる

並ぶ際にメニューを渡し、待ち時間に注文するメニューを考えてもらうのも有効な手段です。並んでいる際にオーダーをとることで、お客さんが着席した後すぐにメニューを提供できるようになり、顧客満足度アップに繋がります。

また、並んでいる際にオーダーをとる場合は提供するテーブルミスが起きやすくなるため、事前にルール付けを行ったりお客様への確認を行うなど対策するようにしましょう。

テイクアウト・デリバリーの強化

満席のため帰ってしまうお客様に対し、テイクアウトやデリバリーを提案することも有効です。これにより通常であれば帰ってしまうはずだったお客様をフォローアップすることができ、売上げに繋げることが可能です。テイクアウトやデリバリー専用のメニューを用意して店前に置いておくなどし、機会創出を図りましょう。

順番待ちシステムの導入

満席の際に整理券・整理番号を発行することで、お客様が待ち時間を店舗以外で過ごせるようなシステムを導入する手法です。電話やSMSなどで順番を通知するためお客様が店内や店外で待つ必要がなくなります。時間を有効活用できるようになるため、満足度向上が期待できます。

諦める方向けにクーポン券を配布する

待たずに帰ってしまうお客様に対し、次回来店を促すクーポン券を用意して手渡すことも有効手段のひとつです。「ドリンク一杯無料」や「〇%OFF」などお得感をしっかり伝えることで次回来店を期待できます。また、「せっかく来たのに入れなかった」というお客様の残念な感情を、クーポン券を配布することで特別感を演出し、満足度低下を防ぐことができます。

さいごに

「満席」の張り紙ダウンロードと、飲食店の満席時の対策について解説しました。満席になる状況はとても理想的なことですが、注意しなければオーダーや回転率が滞り、売上げ鈍化に繋がり兼ねません。同時に、並んでいるお客様への配慮を怠ると、満足度や評判の低下にも繋がります。適切な対処法を知り売上げアップを目指していきましょう。

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