飲食店で使える中国語接客フレーズ!注文・会計・トラブル対応まで

飲食店で使える中国語接客フレーズ!注文・会計・トラブル対応まで

中国人旅行客が増加傾向にある中、接客方法に困った経験がある方も多いのではないでしょうか。本記事では入店時のご案内から注文の取り方、お会計、そして咄嗟のトラブル対応まで、「これだけ言えれば大丈夫!」という厳選フレーズを紹介します。是非ご活用ください。

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飲食店の中国語対応すべき理由

なぜ今「中国語対応」が重要視されているのか、そこには単なる言葉の問題を超えた、ビジネス上の大きなチャンスが隠されています。

年間国別推移

画像引用:いこーよ総研

さらに注目すべきは、「消費意欲の高さ」です。下記の表から分かる通り、中国は飲食に対する支出額が他国と比較しても高い傾向にあります。「日本で美味しいものを食べる」ことを旅の最大の目的に掲げる方が非常に多いため、中国語対応を整えることは店舗の売上アップに直結する最も効率的な投資と言えます。

国・地域 1人あたりの飲食費(目安) 特徴
中国(本土) 約5.5万〜6.5万円 高級食材への関心が極めて高い。
香港 約5.0万〜5.5万円 リピーターが多く、地方のグルメにも支出を惜しまない。
台湾 約4.5万〜5.0万円 食べ歩きから高級店まで幅広く、支出額も安定して高い。
米国 約4.0万〜4.5万円 滞在期間は長いが、1食あたりの単価は中国圏が上回ることも。
韓国 約2.5万〜3.0万円 近場のため短期滞在が多く、総額としては低めに出る。

データ参照:観光庁『訪日外国人消費動向調査(インバウンド消費動向)』
2023年(令和5年)年間値(確報)、2024年(令和6年)1-3月期、4-6月期、7-9月期の各「集計結果」

口コミ文化の浸透と集客への影響

中国語圏のユーザーは、SNSや口コミサイトを重視する傾向にあります。 「RED(小紅書)」や「大衆点評(ダージョンディエンピン)」といったプラットフォームで、一度「この店は中国語のメニューがあって親切だった」「言葉が通じなくても安心して食事ができた」と好意的な評価が広がれば、広告費を掛けずに新規顧客が訪れる「爆発的な集客力」を生み出すことが期待できます。

競合店との差別化

多くの飲食店がインバウンド対策を掲げていますが、実際には英語対応のみに留まっているケースが少なくありません。 そんな中、中国語のフレーズで出迎えたり、簡体字・繁体字のメニューを用意したりするだけで、中国人旅行客の安心感は格段に高まります。「自分の国の言葉を大切にしてくれている」という安心感は、近隣の競合店との大きな差別化要因となり「選ばれる理由」になります。

次からは、実際に利用できる接客フレーズをシーンごとにご紹介します。

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基本の挨拶とご案内

まずは来店の挨拶とご案内の際に使えるフレーズです。

  • 欢迎光临!(ファンイン グゥァンリン) いらっしゃいませ!
  • 请问几位?(チン ウェン ジ ウェイ?) 何名様ですか?
  • 请稍等。(チン シャオ デン) 少々お待ちください。

注文を取る・料理を提供する

注文と料理提供で使えるフレーズです。「おすすめ」や「売り切れ」を伝えるフレーズもおさえておきましょう。

  • 您要点什么?(ニン ヤオ ディェン シェンマ?) ご注文はお決まりですか?
  • 就要这些吗?(ジウ ヤオ ヂェイシエマ?) 以上でよろしいですか?
  • 对不起,卖完了。(ドゥイブチー、マイワンラ) 申し訳ありません、売り切れです。

会計・お見送り

会計時はトラブルになることもあるため、確認するためのフレーズをおさえておきましょう。

  • 买单。(マイダン) お会計ですね。
  • 一共〇〇日元。(イーゴン 〇〇 リーユェン) 合計で〇〇円です。
  • 可以刷卡吗? 可以使用。(カァイー シュアカァマ? カァイーシーヨン) カードは使えますか? はい、使えます。
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トラブル・その他の対応

その他の接客フレーズ、トラブル時に準備しておくと便利なフレーズを紹介します。

  • 有过敏吗?(ヨウ グオミン マ?) アレルギーはありますか?
  • 洗手间在那边。(シーショウジェン ザイ ナービェン) お手洗いはあちらです。
  • 非常抱歉(フェイチャン バオチエン) 誠に申し訳ございません。

伝えるための発音のコツ

中国語は「発音が命」と言われるほど、音が伝わり方に直結します。完璧を目指す必要はありませんが、以下の3つのポイントを意識するだけで、通じやすさが劇的に変わりますので参考にしてみてください。

声調(トーン)を優先する

画像引用:大阪朱友外語学院

中国語には「四声(しせい)」と呼ばれる4つの音の上がり下がりがあります。同じ「マー」という音でも、音程が違うだけで「お母さん」が「馬」や「罵る」という意味に変わってしまいます。カタカナ読みでもアクセントを強調するようにしましょう。少し大げさに思うくらい音の高低をつけると伝わりやすくなります。

日本語にない「そり舌音」と「摩擦音」を意識する

日本語の「サ行」や「シャ行」に近い音ですが、中国語には特有の「舌を巻く音(そり舌音)」が存在します。「こちら(这边:ヂェービエン)」や「お会計(買単:マイダン)」の「ヂ」や「ダ」の音です。

舌先を少し上あごに近づけて空気を出すように発音すると、より「中国語らしい」響きになり、ネイティブのお客様に聞き取ってもらいやすくなります。

母音の「u」と「ü」を区別する

日本語にはない、唇を丸めて突き出す「ü(ユイに近い音)」の区別が重要です。「何名様ですか?(几位:ジーウェイ?)」の「ウェイ」や、魚料理の「魚(ユィ)」がそれに該当します。

日本語の「ウ」よりも唇をぐっと前に突き出し、口笛を吹くような口の形で発音してみてください。

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中国語集_キャプチャ

中国人観光客の接客の際に使えるフレーズをまとめた資料を下記からダウンロードいただけます。どの飲食店でも活用できるような汎用的な内容になっているので、是非ご活用ください。

さいごに

中国人観光客の接客に活用できる中国語の接客フレーズと、発音のコツについて解説しました。インバウンド需要が高い現代において、飲食店における中国語対応は、売上拡大と顧客満足度向上に繋がる大切な要素です。本記事を参考に、まずは簡単な接客フレーズから活用してみてください。