「自分のサロンを持ちたい」という思いから独立・開業を行っても、開業から3年以内に廃業するサロンが少なくないのも現実です。挑戦を失敗で終わらせないために、失敗するパターンを理解し対策を講じましょう。
目次
エステサロンの開業で失敗する最大の原因は「準備不足」にある
エステサロンは、自宅の一室や小規模なテナントでも始められるため、比較的参入障壁が低い業種です。しかし、その「始めやすさ」ゆえに、シミュレーションを欠いたままスタートし、数ヶ月で壁に突き当たってしまうケースも少なくありません。
資金計画の甘さが招く「運転資金の枯渇」
最も多い失敗のひとつが、初期費用(内装費や備品代)に資金を使い果たしてしまうことです。
「開業すること」自体を目的としてしまい、開業直後にありがちな予約が埋まらない状況への対応が不十分になることがよくあります。最低でも、開業後半年間は毎月の家賃や集客費、消耗品などの備品購入費などの固定費分だけでも、手元に残しておくと安心です。
ターゲット不在による「集客の行き詰まり」
エステサロンのターゲットを「近くに住んでいる人」や「美容に興味がある人」など広めに設定すると、結果的に誰の心にも刺さらず集客できない状態に陥ってしまいます。
また、大手サロンと同じ土俵で「安さ」や「総合力」を競っても資金力で負けてしまうため、「誰の、どんな悩みを解決するか」を徹底的に考え、狭いターゲットでも確実に刺さる価値を提供できるようなコンセプトを設計しましょう。
エステサロン開業で失敗を避けるための3つの具体的戦略
失敗を未然に防ぐためには、技術だけでなく「経営者としての仕組み」を作ることが重要です。3つのポイントに分けて解説するのでご参考ください。
1.理想の顧客を絞り込む「ペルソナ設定」とコンセプト
「30代、仕事帰りに癒やされたい独身女性」など、理想の顧客(ペルソナ)を徹底的に具体化しましょう。詳細なターゲット像を設定することでコンセプトが明確となり、内装のデザイン、メニューの価格、発信するSNSの内容に一貫性が生まれます。また、ターゲットに「私のためのエステサロンだ!」と特別感を感じてもらいやすく、集客に繋がります。
【無料】コンセプト設計時に使えるフレームワークをダウンロードする2.リピート率を最大化する「カウンセリング」の仕組み化
新規客を呼び続けるのはコストがかかります。安定経営を実現するには「リピーターをいかに増やすか」に掛かっています。
技術力はもちろん、初回カウンセリングで「この人は私の悩みを理解してくれている」という信頼関係を築けるかどうかがリピート率を左右します。感覚に頼らず、以下のテンプレートをもとにヒアリング項目をマニュアル化(仕組み化)しましょう。
【無料】エステサロン用カウンセリングシートをダウンロードする3.無理のない固定費設定と立地選びの基準
「憧れのエリアだから」「おしゃれで美意識が高い女性がたくさんいるから」などの理由だけで物件を選んでしまうと、家賃が経営費用を圧迫し、後々自分の首を絞めることになりかねません。
設定したターゲットの生活圏内であることは必須事項ですが、それと同じくらい「売上予測に対して家賃が見合っているか」も重要な要素です。自宅サロンやシェアサロンからスモールスタートし、固定費を抑えて利益を出しやすい体質を作ることが、長期生存の秘訣です。
エステサロンにおける決済サービスの重要性
意外と見落としがちなのが、お会計時の利便性です。
顧客の決済需要に合わせたサービスを準備する
画像引用:サロン予約時の事前決済サービス、肯定的意見が85%【エステサロンにおける決済方法に関する意識調査】
過去に当メディアで行った調査によると、エステサロンで最も利用する決済方法は、「クレジットカード決済」が58%で最多、次いで「QRコード決済」が18%、「現金」が16%と続く結果となりました。
現在はどの業態においてもキャッシュレス決済が当たり前の時代です。特にエステは単価が高くなる傾向があるため、キャッシュレス決済が使えないことは、それだけで機会損失になり得ます。
エステ特有の「役務決済」に対応した端末を選ぶ
エステ業界特有の注意点として、数回分の施術をまとめて契約する「回数券メニュー」や高額な「コースメニュー」などの継続的役務提供サービスがあります。特にエステサロンにおける「5万円以上、1ヶ月を超える契約期間の役務サービス」は特定継続的役務提供という取引に分類され、これを扱える決済会社は非常に限られているのが現実です。
回数券メニューやコースメニューがあるエステサロンは、特定継続的役務提供に対応した決済会社を選ぶようにしましょう。もし、対応していない決済会社で回数券メニューやコースメニューを決済した場合、規約違反としてアカウント停止となる場合もあるので注意しましょう。
エステサロンにおすすめの決済サービス
アルファノートは継続的役務提供にも対応した、安心・安全な決済代行サービスを提供しています。40,000件以上の導入実績により、加盟店様の要望に合わせた決済サービスをご提案します。
エステサロン向けの決済端末機「ALPHA PORTABLE」は、1台で70種類以上の決済ブランドが導入可能です。レシートプリンター機能付き、タッチ決済対応、領収書出力対応、屋外利用可能と、実店舗にぴったりな仕様の決済端末です。
高額コース・回数券に利用できるサロン向け決済端末の詳細を見る詳しい資料をご要望の方は下記までお問い合わせください。
【無料配布】エステサロン開業で失敗しないための「開業チェックシート」
エステサロン開業に必要なことをチェックリストとしてまとめました。下記から無料でダウンロードいただけますので、是非お役立てください。Excelファイルでダウンロード可能なので、サロンに合わせて自由にカスタマイズいただけます。
さいごに
エステサロンの開業を失敗させないためのポイントについて解説しました。失敗の多くは、事前の知識と準備で回避できます。まずは本記事とチェックシートを活用し、地に足のついたエステサロン経営を踏み出しましょう。
