あったら良いなと思う飲食店のサブスクサービスは?|飲食店のサブスクサービスに関する調査レポート公開

あったら良いなと思う飲食店のサブスクサービスは?|飲食店のサブスクサービスに関する調査レポート公開

20~50代の男女500名を対象に、飲食店のサブスクサービスに関する意識調査を実施しました。サブスクサービスに興味のある飲食店経営者の方は、是非参考にしてください。

※グラフの数字は小数点第1位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

飲食店のサブスク利用経験「あり」は約1割

飲食店のサブスクサービスの利用有無

n=6,400 単一選択

事前調査として、飲食店のサブスク利用経験の有無を6,400名に聞いてみたところ、「ある」と答えた方の割合が89%、「ない」が11%という結果でした。飲食店におけるサブスクサービスは、コロナ以降から徐々に増加している印象ですがまだ提供している店舗自体が少なく、それが利用率にも反映されているようです。

今回は、この設問に「ある」と答えた方から500人を抽出し、飲食店のサブスクサービスのメリットやデメリット、許容できる月額などについての調査を行いました。

使ったことがある飲食サブスク「カフェ」が23%で最多

使ったことがある飲食サブスク

n=1,218 複数選択

利用したことがある飲食店のサブスクサービスを伺ったところ、「カフェ」が23%で最多、次点が「居酒屋」で14%という結果となりました。

飲食店のサブスクサービスの中では、カフェでのコーヒーチケットやコーヒーパスポートなど、コーヒーが月額制で毎日飲めるサービスが会社員などから人気が高く利用率が高いようです。居酒屋のサブスクサービスは、月額を支払うことでドリンクやおつまみが半額などお得に利用できる、という内容が多く見られます。

職場や自宅に近く頻度高く居酒屋を利用している人にとってはお得に楽しむことができるので、その点が利用率の高さに繋がっているのではないかと推察できます。

飲食店のサブスクを利用するメリット「お得にサービス受けられる」が41%

飲食店のサブスクを利用するメリット

n=688 2つまで選択可

飲食店のサブスクサービスのメリットについて伺ったところ「お得にサービスを受けることができる」が41%、次点が「都度の支払い作業が不要など、気軽に利用できる」で32%でした。

サブスクサービスにはお得感と利便性を求める人が多いことが分かります。コスパ(コストパフォーマンス)だけではなくタイパ(タイムパフォーマンス)を重要視する価値観が反映されていることが伺えます。

飲食店のサブスクを利用するデメリット「利用にプレッシャーを感じて負担になる」が28%で最多

飲食店のサブスクを利用するデメリット

n=696 2つまで選択可

飲食店のサブスクサービスのデメリットについて伺ったところ「損しないように利用しなくては、というプレッシャーを感じて負担になる」が28%で最多、次点が「利用頻度が減ると損をしてしまう」で26%、「メニューに飽きやすくなる」が19%と続く結果となりました。

「頻度高く利用することでよりお得になる」という飲食店のサブスクサービスのメリットは、「頻度高く利用しないと損になってしまう」というデメリットと表裏一体です。実際に損になってしまうことよりも、「月額を支払っているのだからたくさん使わなければ」というプレッシャーによる精神的な負担をデメリットと感じている人が少なくないようです。

飲食店のサブスクサービスに支払える月額は「1,000円~3,000円未満」が35%

飲食店のサブスクサービスに支払える月額

n=500 単一選択

飲食店のサブスクサービス利用に許容できる月額費用は「1,000円~3,000円未満」が35%で最多、次点は「3,000円~5,000円未満」が30%で最多の結果となりました。

1,000円~3,000円の幅は、一部カフェやコンビニエンスストアのコーヒーパスポート、ラーメン屋のトッピング無料チケット、居酒屋の定額飲み放題などを利用できる費用感です。少ない負担で気軽にサブスクサービスが楽しみたい、という需要がこの結果から読み取れます。

飲食店のサブスクサービス「解約したことがない」15%

飲食店のサブスク解約理由

n=500 単一選択

飲食店のサブスクサービスの解約理由を伺ったところ「費用が高いと感じた」が29%で最多、ほぼ同数で「飲食店を利用する頻度が減ってしまった」が28%で次点という結果でした。

「解約したことはない」と回答した人は15%おり、継続して長く利用している人も多いことが分かります。また、「飲食店のサブスクサービスが廃止された」や「転居や移転などで飲食店を利用できなくなった」など、やむを得ない理由で解約した人が全体の18%に及ぶことが分かります。

【自由回答無料ダウンロード】利用してみたい飲食店のサブスクサービスは?

今後利用してみたい、あったら良いなと思う飲食店のサブスクサービスについて、自由回答で意見を伺いました。以下に一部抽出します。全データ(有効回答126)は下記から無料ダウンロード可能です。

  • 商業施設などの大きなモールの食堂でいろいろ使えることができるサブスクサービスがあれば良いと思います(女性 50代)
  • 月額3000円で管理栄養士監修の朝食宅配サービス(男性 20代)
  • 家族で共用できるパスポートシステム(男性 30代)
  • 定額制でケーキセットやパフェ、アサイーボウルが食べられるサービス(女性 50代)
  • 新商品などが優先的に試食出来る仕組みがあれば、楽しそうだなと思いました(男性 20代)
  • 複数の種類の飲食店で使えるサービス(男性 20代)

金額や待遇などにおいてお得感が感じられる、飲食店街などを横断して複数店舗で利用できる、複数メニューから選べる、という需要が高い傾向にあるようです。デメリットに関するアンケート結果で「メニュー飽きやすくなる」をデメリットとして選択している人が19%いることからも分かる通り、飽きさせない仕組み作りをすることが、サブスクサービスを継続してくれるために必要なことなのではないでしょうか。

さいごに

20歳~50代男女を対象とした、飲食店のサブスクサービスに関する意識調査を紹介しました。

今回の調査では、飲食店のサブスクサービスに感じているメリットやデメリット、許容できる月額費用、解約理由などが分かりました。サブスクサービスはお得感や利便性の面で大きなメリットがある一方で、「損をしたくない」という思いがプレッシャーとなり精神的負担になってしまうことがある、というデメリットもあることが分かりました。

飲食店経営者の方は、今回のアンケートデータをメニュー開発などの参考として活用いただければと思います。

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調査概要

調査名称 飲食店のサブスクサービスに関する意識調査
調査方法 インターネット調査
調査期間 2024年11月29日~12月3日
有効回答 全国の20代~50代の男女500名
事前調査 全国の20代~50代男女6,400に事前調査を実施。「今までに飲食店のサブスクサービスを利用したことがありますか?」に「はい」と答えた方から500名を抽出し本調査を実施。

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